手持ち無沙汰

てもちぶさた

ぼんやり

することが、ない。

手も気持ちも宛先がない。落ち着かないような、でもそれだけでもない。

近い言葉

例文

友だちが遅れてきて、駅前で手持ち無沙汰になる。

「そして室に帰ると手持無沙汰で考え込んではいつか昼になったことを知らされるのであった。」

伊藤野枝『出奔』

曲

  • 東京くるり気だるいギターに、することのない時間が重なる気がする。

本

暇と退屈の倫理学

國分功一郎 新潮社(新潮文庫)

することがない時間を、こんなに真剣に考えた本があったのかと思う。

Kindle

映画

夜明けのすべて

三宅唱 2024・日本

同じ職場で距離を縮めていく二人のペースに、手持ち無沙汰な空気を思い出す。

ことばの由来

「沙汰」は元々、水の中で砂を揺すり、砂金を選り分ける作業を指した言葉。そこから物事を選別し判断する意になり、知らせも用事もない状態を「無沙汰」と呼んだ。

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