無心
むしん
ぼんやり
何を思っているか、分からない。
手だけが動いている。頭の中に、名前をつけられる考えがない。
近い言葉
例文
ただ皿を洗っている時間だけ、無心になれる。
「そうしてそのような空の光の下に無心の母なき子を抱いてうつ向いている自分自身の姿をはっきり客観した、その瞬間に思いもかけず熱い涙がわくように流れ出した。」
曲
本
徒然草
兼好法師、佐藤春夫訳 河出書房新社(河出文庫)
「つれづれ」という言葉自体が、無心のもう一つの呼び方な気がする。
映画
ことばの由来
禅の言葉で、妄念やとらわれを離れた澄んだ心の状態を指す。平安時代の和歌の世界では、趣向を凝らした「有心」と対になる語としても使われた。